"ラシーダ・スケルベイン"
っていきなり浮かんだ。
FEばっか買っててサリッドとホマリッドに侵されていた俺がMIR買って初めて引いたレアだったはず。
当時は甲鱗のワームから卒業し、"飛行"という能力に気付いた友人によりドラゴンに喰われ続ける日々を送っていたため『リアルドラゴンスレイヤーじゃねぇかぁぁぁぁぁぁ!!しかも奪って俺が殴る番に!?これで俺が最強だぁぁぁぁぁぁ!!』
と本気で思い込んでいた(漫画でも使われていたのがかなり影響)。
だが現実は非情である。
彼女は恐怖に侵されたり畑を耕しに行ったりよくしていた。
なんせフィンドホーンの古老を出して喜んでいた俺に初手儀式→ネクロwithズーラン、とかデュアラン→モックス→リコール→ツイスター→リグロウス、とかを平気でやってた連中相手にラシーダ出したところで最強にはなれないのである。
この頃を思い出す度に『よくマジック続けてたな俺』といつも思うのはきっと普通だろう。
なんせ5版を買ったら出てきたネクロを『これと交換してやる。お前だから特別な』とコモン、アンコモンとシャークされて喜んでいたくらいだし。
うん。きっと涙じゃないよ。汗だよ。

そして周りの連中に"スタンダード"というレギュレーションを認識させ、割と勝ち負けするようになった頃、初めて大会に出たのはマナクリーチャー20体入りのプロパゲドン。
もちろん極楽鳥の存在など知らず、キーであるゲドンは一枚、プロパガンダは二枚、勝ち筋は1/1ビート(たまに踏み荒らす)デッキ。
後に友人となる人物が使っていた貿易風ライダーを目の前に嬉々としてゲドンを放った友情コンボは今でも良い思い出である。

余談ではあるが、後に兄貴みたく可愛がってくれた人物とはエレベーターで乗り合わせたのだが、当時から名の知られたシリアスプレイヤーだった彼の言葉は全てが理解できず知ったかぶりをするのに精一杯だった…。
気付けば『セラの天使』のイラストに惹かれてパックを買い続け、FEをいくら買ってもセラの天使は出てこず(当たり前だが)、Deep Spawnに愛され続けたあの日々から早10年。
なかなか足を洗えない状態だが、戻れるものなら初めてパックを買う前に戻り、あの頃の俺に言ってやりたい。








『FEだけは買うんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!』
と。

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